本屋巡りツアー【岡山編】

  • 2019.09.06 Friday
  • 15:54

8月の「ホリデイ書店通信」に掲載したレポートです。

ちょっと長い、そしてどうしようもない駄文。

 

【本屋巡りツアー 岡山編】

6月に岡山へ本屋巡りツアーに行って来ました。昨年の熊本に続く第2弾です。
昨年からなんとなく始まった本屋巡りツアー。県外の本屋を訪ねてついでに観光もしちゃおうというこの企画、実際はほとんど本屋しか回っていないという状態なのだがこれが楽しいのです。

 

さて、今回は岡山。新幹線の中で、同行のFさんと行き先を確認していたら「スロウな本屋」さんがまさかの臨時休業!
立ち寄り先を変更することにして、とりあえず岡山駅に降りる。
路面電車の駅に向かって歩いていたら、シャッターの閉まった古書店に張られたポスターに目が留まる。
シンフォニー古本まつりとある。いつから?今日からじゃん!ではあとでそこに行きましょうとまずは路面電車に乗る。
岡山の路面電車はなかなかかわいいし料金も100円と安い。たまたま乗った車両の内装がまるでカフェのよう。広電にもこんな車両があれば楽しいのにと思うがたくさんは乗れそうにない。

 

 

岡山大学医学部近くの「古本ながいひる」さんに向かう。学生街らしく個人店舗が多い、懐かしい昭和な雰囲気の街並み。
古本ながいひるさんは、CDDVDサブカル音楽系が中心ながら、絵本もたくさん。全集も並んだ幅広い品揃えです。
しばしばライブイベントもしておられるという店内は、店主自作のグリーンに塗った木箱の棚がステキ!
店主の木村さんにご挨拶。ここで、本屋おじさんこと高原さんの名前が!さすがです(笑)
棚の話や本のことなど色々聞いてしまう。横川のディープな本屋さん「本と自由」の雰囲気だけど、尖った感じが若者だなあ。
と勝手に頷きながら、ここで2〜3冊本を買う。どこに行っても村上春樹に目が行くのはどうにも癖なんだろう。
木村さんに近くの美味しいカレー屋さんを紹介していただきました。ありがとうございます。

 

美味しいカレーを食べた後、その日まで開催されていた「小冊子百貨」なるリトルプレスのイベントにも行ってみる。
会場となっているらしい雑貨店に張り紙があったので、そのあたりをうろうろ。結局わからず張り紙にある番号に電話したら、主催者の方が近くまで出てきてくださる。
民家を改装した不思議な感じの空間にさほど多くはないけれどリトルプレスが並んでいる。
面白そうな本を数冊買う。リトルプレス、自分で出すのも面白そうだけれど売ることを考えるんだよね。

 

 

岡山シンフォニーホール一階のシンフォニー古本まつりを覗く。
二人とも真剣に本を見て回る。詩歌や郷土史や歴史や、気になる本がいっぱいでついつい買ってしまう。
地下のコインロッカーに荷物を置いて、何事もなかったように次の目的地へ。
移動する途中、岡山県立図書館へ寄ってみる。熊本の時も図書館に行ったけれど、地方の図書館は面白いのです。
時間がないので図書館をざっと見て回り、「古京文庫」さんへ。
岡山は古いものがたくさん残っている土地らしく、原爆で焼失した広島とは比べるべくもない骨董古美術があるなどの話をしつつひたすら歩く。

 


古京文庫さんは町の中心部から少し離れた住宅街にある店舗兼住宅の一階。
SFミステリーファンタジーサンリオSF文庫、ポケミス、70年代のコミック、文学詩歌最強の棚でした。びっしりと50音順に並んだ本の殆どをグラフィン紙で巻いてありました。ここで「ホームレス歌人のいた冬」など購入。
蔵書は殆どが店主個人の所有とのことで、本好きな人には夢のような空間でした。
本当はお休みだったのに開けて下さりありがとうございました。

 

本屋巡りツアーは、今度は四国に行きたいなとか妄想しつつ、今回行けなかった451ブックスさんにも行きたいので岡山また来るかも?Fさんが以前岡山に住んでおられたということで、土地勘のない(というより方向音痴)な私は最初から頼りっぱなしでした。
雨にも遭わずいい旅でした。しかし、たくさん歩いて思ったけどもう少し鍛え方が足りないわね。
仕入れの旅なんかい!とツッコミたくなるくらい、重い本を抱えて帰りました(笑)
お相手下さった皆さまありがとうございました。

一句鑑賞とか

  • 2018.05.01 Tuesday
  • 19:09

オオバコや敗戦処理の帰り道

 

NHKEテレの「ヘウレーカ!」で、又吉直樹さんが詠まれた句です。

男なのか女なのかは不明だけど、仕事で失敗をした人が道端のオオバコに目を止める情景が浮かびます。

「へこたれた人が歩く様」を「敗戦処理」と四字熟語で表現したところが、言葉にこだわるこの人ならではですね。

下を向いて歩くから道端の雑草に目が行くわけで、しかしその草は踏まれても少々では枯れない草だと番組の中で紹介していました。失敗してもやがて立ち上がるしたたかさを感じますね。

 

しかし、私の参加する句会で点が入るかどうかはわかりません(笑)

「何言うとるかわからん!」と言われそうな気もしますな。

 

さて、GWは48・49・30・3・4・5と連休全てを営業しております。

5月と6月は大型古本催事やらイベント出店やらで店を空けることが多いのですが、みなさまのお越しをお待ちしてます。

LECTと句会エトセトラ

  • 2018.01.13 Saturday
  • 15:14

いつもブログをご覧下さり誠にありがとうございます。
年が明けて10日以上経ちますが、今年もよろしくお願いいたします。
 

 
昨年12月15日から、広島市西区の大型商業施設LECT内イベントスペースにて「第2回 広島T-SITE 古本交差点」に出店しています。今日を入れてあと二日です。
当店初の大型古本催事とあって、始まる前は期待と不安が入り混じっておりました。
一ヶ月の長丁場、果たしてお客様は来られるのか棚は持つのか等々。
まあでも何とかなるもんです。店と行き来の手間はありますがそれも含めての出店ですし。
何よりも本を前にされるお客様の笑顔がとても嬉しいです。
20年も探していた本を当店のワゴンでお買い求め下さった方、新書をまとめ買いして下さった方、毎日レジ当番の方から聞いてほんとに出て良かったと思います。
次も頑張るぞ。というかまだ終わってないですけど。
続きを読む >>

ひとりの夜を短歌とあそぼう

  • 2017.11.20 Monday
  • 12:35

ひとりの夜を短歌とあそぼう
穂村弘
東直子
沢田康彦
角川ソフィア文庫

 

 

 

先日のことですが、俳句をされている方に俳句についてお聞きする機会がありました。
句会のしくみとか吟行とか季語とか、とても面白くて話が尽きませんでした。


俳句はよくわからなくて、親とか周りに俳句を詠む人がいたんだけれど自分から句作をしようと思ったことはありませんでした。というのもある時期に短歌をやっていたからで、それもそこそこ真剣にやっていたので止めた時には「もったいない」とか言われたけど「まあ、老後の楽しみに取っておくから」などと逃げてきました。最近はたと「このままだと、もうぼちぼち老後に差し掛かるんじゃね?」と思い至り、この本を出して読みました。古書店で買った本です。特に古いものではありませんし、本格的な短歌の本というわけでもなく、入門書としてさらっと読めます。

 

歌人お2人と編集者・映画プロデューサーの3人が、一般の方を含めて詠まれた短歌を寸評しています。「ははあ、なるほどなあ」と唸ったり笑ったり忙しい本です。今はもういない方の歌も収録されていて、お元気な時に読んでいたらと思いました。短歌にしろ俳句にしろ、作者がいなくなっても残るものですから、やってみるのもいいんじゃないかと思います。

 

来年の話になりますが、おためしで短歌カフェやります。詳細が決まったらご案内いたします。

 

 

 

のれんとトイレ

  • 2017.11.07 Tuesday
  • 17:19

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

横川の「古本と珈琲 楢」さんというブックカフェによく行きます。

とってもシックでしかも店主さんは美人で素敵なお店です。

奥の通称「珈琲室」で珈琲をいただけるのですが、その奥に暖簾がかかっていて作業をされます。

暖簾って見えそうで見えないじゃないですか。なんだかミステリアス。

いいなあと思っていました。

で、つい最近厨房の出入り口に白い暖簾を掛けてみました。

レイアウトもあるのでしょうが、私のキャラなのかミステリアスとはほど遠い。

でも白い暖簾は柔らかく視線を外してくれてこれはこれで良かったです。

 

もうひとつ変化といえば、トイレを遂に改装しました!やった!

元々大家さんのご好意で借りているような部分もあって、入居以来ずっとそのままで使ってきましたが、何しろ古い上にトイレをご案内することが増えたので、一年経ったのを機に改装に踏み切りました。

快適です。早くすれば良かった、というより内装工事の時にすべきでした・・・。

後から気付くことはたくさんあります。